「不当啓発撲滅キャンペーン」の実施について

当協会では、ダウンロード違法化の動きを受けて、これまでさまざまな活動を行なって参りましたが、違法サイトからのダウンロードが違法化された場合には、そもそも何が違法で何が違法でないのかというのが利用者の間に周知されなければならない、とかつて考察しました。現在、違法なものと違法でないものとを各自がしっかりと認識できる状態にあるかといえば、残念ながらそのような状態にはなっていません。
「このような行為は違法です」というキャンペーンは、さまざまな権利者団体が行なっています。しかし、それらの宣伝・啓発キャンペーンの中には、権利者保護を重視するあまり、著作権法上認められた利用法までをも「やってはいけない」などとしたり、例外的に利用できる場合があるにもかかわらず、その例外について触れなかったりするものが往々にして見受けられます。
そこで、当協会は、世間の著作権知識の向上を図るためには、そのような不当な宣伝・啓発キャンペーンが行なわれないようにすることが重要であると考え、「不当啓発撲滅キャンペーン」を実施することにしました。具体的には、下記の特設ページにて、不当な宣伝・啓発が行なわれないようにするとともに、著作権法上権利者の許諾を得ることなく利用できる場合があることを広く周知していきます。
本キャンペーンへのご理解とご賛同をよろしくお願い申し上げます。

「不当啓発撲滅キャンペーン」特設サイト