2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

京都府警の高度の著作権処理の手腕について

前回は、コンピュータウィルスの作成者が著作権法違反で逮捕された事件をもとに、著作権法が他の知的犯罪すべてを抑止する法律として機能しうる可能性についてお伝えしました。一夜明け、各新聞等には該当するウィルスに感染したときの様子が掲載されていま…

あらゆる知能犯を著作権法違反で処罰する法体系の可能性について

1月24日、京都府警がコンピュータウィルスを作成した者を著作権法違反で逮捕したと発表しました。 http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080124k0000e040071000c.html 現行の刑法では、コンピュータウィルスの作成自体は罪となっていません。今回、コンピ…

私的録音録画補償金の堅持と対象範囲拡大を求める権利者団体の発表について

1月15日、日本音楽著作権協会 (JASRAC) など87の権利者団体が、私的録音録画補償金の堅持と対象範囲の拡大を主張する、「Culture First」と題した宣言を発表しました。ダウンロード違法化には直接関係ありませんが、私的複製とも関係する重要なトピックと判…

ダウンロード違法化の動き 2007年12月24日 - 2008年1月8日 (2)

前回に引き続き、ダウンロード違法化に関する動きをご紹介します。なお、前回のエントリで着うたの利用状況調査に関連したエントリとして「監査とセキュリティの間」を取り上げましたが、これはファイル共有ソフト利用状況調査に関連するものでした。おわび…

シンポジウム「ダビング10について考える」

ダウンロード違法化と直接は関係しませんが、インターネット先進ユーザーの会 (MIAU)は1月16日にシンポジウム「ダビング10について考える」を開催します。ダビング10とは、総務省の検討委員会において検討されている、地上波デジタル放送を録画した場合、そ…

ダウンロード違法化の動き 2007年12月24日-2008年1月8日 (1)

前回以降のダウンロード違法化に関する動きについて、数回に分けてお伝えします。 日本レコード協会の違法着うたサイト調査結果 12月25日、社団法人日本レコード協会が、違法着うたサイトについての調査結果を公表しました。「違法着うたサイトの利用者が大…

本年の当協会の活動について

あけましておめでとうございます。日本違法サイト協会 (JILLESA) は本日から2008年の活動を開始します。ご承知の通り、昨年末に設立されたJILLESAは、文化庁が示した違法サイトの定義に基づいて違法サイトを認定し、注意を喚起することで「違法サイトから情…